EVENT

COSMIC WONDER 「かみのひかりのあわ 紙衣」展

by Nov 09, 2015

COSMIC WONDER

かみのひかりのあわ 

紙衣

1-05026-SHIRO

COSMIC WONDERによる、手漉き和紙を用いた紙衣と、 天然素材や伝統的な技法を取り入れた衣服の展示と販売を致します。

—————————-

手漉き和紙でつくるCOSMIC WONDERの紙衣、そこから派生する意匠の収集を発表いたします。


和紙の白の楚々とした美しさは楮の原材料を日にあて晒すことで白く。
梅の花のような柔らかな紅色は茜で、淡い墨色は野原の草で染め上げた。

紙は仏教とも密接な関係にあり、当初紙を最も身近に利用したのが仏僧である。
印度の糞掃衣の例もあるように反古紙さえもったいないと、
自身の手でつづり合わせ、衣料として利用したのが紙衣である。
その流れが今日に残っているのが 東大寺二月堂の「お水取り」の紙衣である。
一遍上人が諸国を行脚するとき持参した十二の道具の中に紙衣がある。
仏僧に愛用されていたものが次第に民間に普及して、室町時代になると、
戦国武将達が着用するようになる。現存するもので最も古いものは上杉謙信の紙衣胴服、
豊臣秀吉の紅梅の裏をつけた白紙衣の御羽織など。
紙衣が庶民のものになるのは江戸時代中期以降であり、
紙が諸国で作られるようになってからである。芭蕉も紙衣を愛用した。

 

かげろふの 我肩にたつ 紙子かな 芭蕉



軽くてかさばらず、たためば小さくなり、広げれば体を包め、夜寒を防ぎ、
虫防ぎにも重宝がられていた。紙衣を着た人々は仏僧に始まり、武将、
江戸期には一般庶民に多く愛用者を持つようになった。

俳人、茶人などが着るようになり、わび、さび、風雅な心の衣でもあった。

現在は白石和紙、宮城県白石市で伝統的な紙衣をつくる技法が受け継がれている。



原料となる楮や三椏は、木の刈り取りから、樹皮を剥ぐ作業、
楮へぐり、煮る、晒、ちり取り、打解など多くの行程作業を経、紙漉をして完成される。
時をかけ手をかけ腕をかけ自然めぐみを具現した手漉き和紙の表情は、
「かみ」という響きのように、深く心に感ずる美しさがある。

 

—————————-

 

 

この冬、奈良の山間のアトリエから、京都美山の山里へと拠点を移すCOSMIC WONDER、 自然との共生に軸足を置いた彼らの物づくりを、多くの皆様にご覧頂けます事を願っております。

1997年、現代美術作家・前田征紀を主宰に設立したCOSMIC WONDER。 「精神に作用する波動」としての美術作品、服、印刷物の発行など多岐にわたる表現領域により、国際的な活動を行う。2015年晩冬より、京都・美山の重要伝統的建造物群保存地区に拠点を移行し制作を展開する。

 

COSMIC WONDER   http://www.cosmicwonder.com/ja/

 

 

 

 

会場:PENNY RAIN (life style) , POST IN TIME


会期:1120()、21日(土)  /  PENNY RAIN (life style)

     11月22日(日)、23(月・祝)  /  POST IN TIME

 

 


Nov 09, 2015 | by | TEL: info@stcompany.com
Posted in EVENT | Tags: